はじめに


こんにちわ。トマトの栽培での新規就農を目指しているコデイです。

こちらの記事(栽培実験シリーズ)では、高糖度トマトの隔離ベット栽培の実験の様子をお伝えしていきます。

トマト栽培においては、
誰もが、“美味しいトマト”を“たくさん収穫”したいと思っています。

しかし、トマトの性質上、それを両立するのは非常にむずかしいことなのです。

高糖度の美味しいトマトを望めば、収穫量は落ちてしまうし、
たくさん収穫したいと思えば、トマトの糖度は落ちてしまいます。


高糖度で美味しいトマトを作っても、収穫量が少なくなれば、その分トマトの単価を高く設定しないと採算がとれません。

経営という面を考えれば、たくさん収穫した方が有利ですし、オランダをはじめ日本でも多収生産技術への取り組みが主流と言えるでしょう。

しかし、私は量より質を重視した栽培を行いたいと思っています。
もちろん、究極のトマトを目指してトマトが全部枯れてしまいました、というのでは、経営とは言えません。

どこを目標にするかは明確にしてスタートする必要があると思います。

イメージはこんな感じ
トレードオフの関係.001


隔離ベット栽培とは



スクリーンショット 2018-07-17 22.43.00
2014タキイ最前線春号より引用
https://shop.takii.co.jp/tsk/bn/pdf/2014_sp_059_062.pdf

なぜ隔離ベット栽培なのか?

《メリット》
  • 連作障害による生育不良がでない

    私が考える慣行農法の二大問題である「天候」と「連作障害」。
    そのうちの一つである「連作障害」を回避

  • 給液制御によりトマトにストレスを与えることができやすい


《デメリット》
  • 従来の土耕栽培と比べて設備費が嵩む

  • 植え替えごとに培土も交換しなければならない


実験の目的


初期投資が数千万円レベルになるため、いきなりはじめての栽培方法をブッこむのにビビっているところもある。

ラボスケールでトマトの隔離ベット栽培を体感し、問題点を洗い出す。

と同時に改善策を検討する。

出来るだけ数値化してスケールアップした際の参考にできるように。

報告書形式で記述する。


実験の概要


ハウスは、
『サイズ 2m×3m 高さ2m』
の簡易ハウス
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防草シートを張って雑草対策。

こちらで25000円で購入
https://item.rakuten.co.jp/kaientai/daim-012407/

隔離ベット床は以下の図のような構成
隔離栽培ベット図.001

塩ビ管(VP25)で枠を作る
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止水シートを被せる
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防根透水シート(東洋紡製)を被せる
(写真なし)

培土(ピートモス)を敷き詰める
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シルバーマルチで覆う
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穴を開けて定植する
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若苗すぎて全部枯れてしまったので定植し直し。
4/10定植(写真は10日後の4/21)
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《栽培品種と数量》
フルティカ(中玉トマト)12株
瑞栄(大玉トマト)2株
麗夏(大玉トマト)2株
オレンジ千果(ミニトマト)2株
ピンキープロ(ミニトマト)2株

定植後、約1週間は水のみ与えた。

その後は液肥を施用。(OATハウス肥料シリーズ)
培養液処方は以下のとおり原液を作成した後、使用時に希釈して使用。
(OATハウス2号だけ別にしておく)
  • OATハウス1号 500g
  • OATハウス2号 500g
  • OATハウス5号 15g
  • OATハウス10号 60g


ECは 0.8 dS/m程度から2.0くらいまで徐々に濃くしていく予定。
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経過報告


5/18(定植後38日目)
背丈ほどまで伸びた。実もこんなに成長。
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6/2(定植後53日目)
気温が高くなって成長が早い。やっと赤くなり始めた。
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つづく