“積ん読”上級者である私。

アウトプットを意識してインプットしていくために、書評を書くことにした。
(書評といえるレベルではないが、気になったことを感想とともにメモする)

記念すべき1冊目の本は、

岩佐大輝著
『絶対にギブアップしたくない人のための成功する農業』
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まず、著者について

岩佐さんは、イチゴを中心に生産している農業生産法人「株式会社GRA」の代表で、ひと粒1000円の“ミガキイチゴ”をブランディングされている。

メディア等への露出も多く、私も以前から、前作の書籍やインタビュー記事、テレビなどで拝見していた。

若い頃から起業して活躍されていて、震災をきっかけに地元である東北にまったく未経験の農業法人を立ち上げる、など
起業家としてのイメージが強い。

これから始める私としては、憧れる存在であり、目指したいモデルになる部分も多い。

この本は、まえがきにも書かれているが、農業に関する知識があまりないひと向けに書かれた本ということで、

浅く、広く、満遍なく、事例を交えながら、説明してくれている。

農業に関心を持ち始めたひとが読めば、就農までのイメージが湧きやすくなることは間違いないだろう。

農業というある種特殊な業界では、偏った意見になりがちだが、
どの項目についても、客観的で理論的な意見が多い。

選択肢があげられていて、どれを選ぶかはあなた次第というスタンスで、
どういった農業を目指すのかを自分で選べる(自分の色が出せる)ところが面白い。というニュアンスが共感できた。

規模の経済が効く・効かない作物(固定費型・変動費型)の考え方について、自分も考え直してみようと思わせてくれた。

〈アウトプット〉
“農業をはじめるための6つのステップ”を実践

  1. 農業をやる目的を言葉にする
    ・好きなことを仕事にする
    ・自由に仕事をする
    ・地域に貢献する
    ・経営がしたい
    ・今までの経験を活かしたい

  2. 自分が望む生活スタイル(収入、時間の使い方)を決める
    ・5年目で所得500万円を目指す
    ・従業員複数人で補い合い、長期休暇が取れるようにする

  3. 作物・作型(育て方、こだわり)を考える
    ・「トマト」を年間通して栽培する
    ・農業を生活の基盤とできることを証明したい(地域の人に示したい)
    ・年間の安定した作業量
    ・天候に左右されない施設栽培
    ・連作障害のない水耕栽培

  4. 10年間の経営のビジネスプランを数字に落とし込む
  5. 資金調達の方法
  6. 情報収集とネットワーク作り
《3.の補足》

・マーケットサイズがあるていど以上ある
・マーケットでの単価が安定している
・中長期的にその作物・作型が維持できそうである
・世界的な視点で見たときに、日本でその作物を作ることは持続可能で優位性がある


全体的に非常に読みやすく、実践しやすい。

買ってよかった。