つづき

私の恋人はベトナム人女性。
実家に遊びに行くことににした。

場所は、ベトナム、タイビン省。
私にとって、はじめてのベトナム。
日本を出てから約30時間ようやく到着。
タイビン中心部から、さらに車で30分くらい走ったところ。

私の島も田舎だが、ローカルな雰囲気がまた違ってかなり新鮮。

田んぼが多く、稲刈りがあちこちで行われている。
意外にもコンバインでの収穫。
日本で見るのとちょっと違う気がする。

二期作なのか、稲刈りのそばで、モミまきをしているところもある。
ベトナムでは育苗はしない。田んぼに直播。
日本でも、最近、見直されているようだ。

さっそく、彼女の母にご挨拶。

バックに入る荷物が限られていたため、たいした手土産も持たず訪れたが、歓迎してもらい、ゆっくり過ごせた。

庭で飼っているニワトリを捌いて、振る舞ってもらったり、道端で焼いてるアヒルの丸焼きを丸ごと食べたり、ライチやマンゴーが安すぎて食べ放題状態だったり。

料理が口にあったので、大満足となった。

ベトナムの家庭料理
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ベトナムの理髪店で髪を切った。
せっかくなので髪を染めた。
顔剃りもあって、500円だった。

だいたい全てにおいて、物価が3分の1くらいの感覚。

タイビンの中心部にいくと、急に高級デパートやホテルが建っていて、田舎という感じではない。
人の行き来も多い。

タイビンで、2泊ほどゆっくりさせてもらって、次はベトナム観光へ。

近辺で探して、直前まで悩み、結局、ハロン湾に行くことにした。

タイビンからハロン湾まで約3時間。

バスに揺られて到着したのは夜7時。

交通量の多い幹線道路で降りたのだが、向かい側に渡ることもできない。
近くの飲食店を営んでいるらしいおじさんに声をかけるとホテルの手配をしてくれて、向かいの宿まで車で送ってくれた。

宿の店主と繋がっていてボッタクられるのか?と心配したが、そんなことはなく。
くわえて宿の店主も超いいヤツだった。

Tôi Nhật bản(私は日本人です) と伝えると、(映画の)ラストサムライを知っているか?と聞いてきて、なにやら楽しそうに話していたが、なにを言っているかさっぱりわからなかった。

部屋は清潔でいい感じ。 少し休んだ後タクシーを呼び、夜のナイトマーケットに出かけてみることにした。

“ハロン湾クルーズ”といえば、ベトナム有数の観光スポットだけあって、夜でも賑わっている。

高級ホテルが立ち並んでいる側に、アミューズメントパークが併設されていて、たくさんの観光客が集まっている。
ナイトマーケット自体はおもしろいが、これといって買いたい物はなかった。

リゾート気分を満喫できた。

宿に帰るタクシー運転手(こちらも若い)に、明日の朝も迎えに来てくれるように頼んで、この日は就寝。(これが後々のボッタクリにつながるとは、、)

翌朝、ホテルに荷物を預けたまま、ハロン湾に向けて出発。

出発前、宿の店主が、ハロン湾クルーズを取り次いでくれる良心的な業者を紹介してくれた。

しかし、私の恋人が、タクシーの運転手に、しきりに何か聞いている。
運転手に業者を紹介されていたらしい。

タクシーを降りると、すぐにその業者の人物が飛びついてきた。
(その時は、降りたところが裏口だと気づかなかった)

そのまま、ハロン湾クルーズのランクや食事について説明を受ける。

クルーズ船は「中」を選択。

そいつが言うには、船の中で食べる食材をここで買って持ち込まないと、食事が出ない。らしい。

折角の機会だからと思い、勧められた5000円くらいする蟹や貝や魚を買った。

その食材を持って、柵をズラして港に入る。

クルーズ船が何十隻も係留されていて圧巻の光景。
ほとんどが木船で日本ではあまり見ない。

中国、韓国、欧米からの観光客が多い。
日本人はツアー客がわずかにいる程度。

1時間ほど待たされてやっと船に乗り込んだ。

同船しているのは、ベトナムの人ばかりの様子。

出港までまたしばらく待たされて、その間に船長らしき人物が、昼食の食材をどう料理するか聞いてきた。

調理代を別に支払わなければいけない。と言う。

まわりのベトナム人客は、食材など持ち込んでいない。

日本人だということで、カモられてしまった。
しょうがない。
かなり高くついた。

タクシー運転手~食材業者~クルーズ船まで、観光ビジネスが連なっている。

皆んな新日的で気さくないい人ばかりだが、商売となれば別。

それは日本も同じ。

下調べをしてこなかった自分たちが悪いと言い聞かせながら、騙されて落ち込んでいた恋人を慰める。

出港してからのクルーズは最高で、神秘的な景色を、周りにいる何十隻の船が彩っている。

本当は、いろんなコースがあるらしいが、私たちは、6時間で戻ってくるコースにした。

鍾乳洞を見学したり、小島に上陸して泳いだり。

ハロン湾で水上生活をしている行商人が食材を売込みにきたり。

海は濃い緑色で、ゴミがあちこちに浮かんでいる。

海は壱岐島の方が100倍綺麗。

壱岐の海は、コンテンツそのものは素晴らしいので、魅せ方ひとつで、もっと良いものにできると思う。

途中でちょっとしたトラブルもありつつ、楽しい一日でした。

その日のうちに、ハノイまで移動。

幹線道路を向こうからスピードを落として走ってくるバスに飛び乗るという、アドベンチャー感のある高速バス?に乗り込み4時間。

またも、ド派手なネオンのカーディーラーが並ぶ通りで降りてしまい、ホテルを探して彷徨い歩くこと1時間。

やっと探し出したのは、映画に出てきそうな廃れた宿。

怖すぎる。

そこら中に、若いお兄ちゃんがたむろってる。

屋台でチャーハンとフォーを食べて(料理はあいかわらず美味い)就寝。

翌日は、ハノイ中心部へ。

つづく

ハロン湾にて

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