私の恋人はベトナム人。

諸事情あって、技能実習期間の3年間を前に、ベトナムに帰ることになった。
2017年2月にベトナムに帰国して3ヶ月がたった。
彼女は母親に、“日本人と付き合っていることを話した”というので、これから先のことを考えて、一度ベトナムにあいさつに行くことにした。
ベトナムは、南北に長い。
北のハノイと、南のホーチミンでは、言葉から気候まで違う。
日本で、北海道と九州に微妙な違いがあるようなもの。
福岡空港からノイバイ国際空港(ハノイ)まで、直行便で約5時間。
これから何度も行き来することになるので、節約のため、乗り継ぎのある格安航空券を購入した。
DeNAトラベルからタイ国際航空を使用
乗り継ぎも、スワンナプーム国際空港経由(バンコク)
私は、海外旅行経験が少ない。
10年ほど前に2回。台湾とカンボジアに一人旅をしたくらい。
日本発着の便は、まわりで日本が飛び交っているので安心感があるが、
バンコク~ハノイ便に、日本人らしき人を見かけることはなかった。
急に不安になる。
バンコクの空港で乗り継ぎの際、ボディチェックのとき、靴を脱ぐことを知らなかった私は、係員が何を言っているのかわからず、ちょっとパニックになる。
それでも、何の問題もなくハノイ到着。
ノイバイ空港は、ハノイ都心部から北に約45kmくらい離れたところにある。
成田空港のようなもの。
自宅にiPhoneを忘れてきた私は、到着ゲートで恋人に会えなかったら、連絡のとりようがない。
定刻に着いてくれたおかげで、無事に巡り会うことができた。
まずは、バスに乗って1時間。
ハノイ都心部へと向かう。
バスには、運転手の他に切符を販売する女性が同乗している。
恋人が、その女性と降りるバス停についてベトナム語で話している。
私の恋人は、タイビン省出身。
ハノイの土地勘は全くない。
降りたのは、どう考えても郊外の雰囲気漂う道端。
そこから、通りすがりの人にホテルがありそうな場所を尋ねながら、ひたすら歩く。
ホテルは予約していないらしい。
すでに薄暗くなってきた。
交通量が多く、歩道がない。
危険を感じながら歩く。
バックパックで来てよかったと思う。
キャリーバックだったら大変な思いをしていただろう。
バイクタクシーらしき人たちが次々に声をかけてくる。
歩道側は下水工事らしき感じで、夜でも重機が動いている。
日中は暑いので、日が暮れてから作業するらしい。
近くに学校があるのか、だんだん女子学生らしき人が多くなってくる。
途中、道端で焼き鳥のようなジャンクフードを腰掛けに座って食べる。
着いて早々、ツアー観光客では絶対経験できないことだらけで、楽しめた。
なんとか、泊まれるホテルを探し出し就寝。1泊ふたりで700円程度。
中高生くらいのお兄ちゃんが店番をしている。
ベトナムの平均年齢は31歳くらい。
(日本は46歳超)
街中に若い子だらけ。
日本の高度経済成長期(50年前)に似ているらしい。
どこでも寝れる私は、ベッドとシャワーがあれば問題ない。エアコンもついていたので快適に過ごせました。
翌日、雨がパラついてきたので、大きなビニール袋に穴を開けたようなポンチョを来て、タイビン省行きのバス停探し開始。
途中で、朝食にフォーを食べた。
地元の人が利用するようなお店で、安くて超絶ウマイ。
大きめの市場に寄り道してみたりしながら、人伝いに1時間くらいかけてやっとバス停発見。
高速バス乗り場といっても、ただの小屋。
1人じゃ絶対見つけられない。
切符を買って待っていると、マイクロバスくらいのバスにギュウギュウ詰めになっている。
これから3時間あれに乗ると考えただけで疲れてきた。
が、私たちが乗るバスは、若干ゆったり目で一安心。
都心部を離れるにつれて、街並みが変わっていくのが、とても興味深かった。
郊外には、大手企業の工場らしき建物がたくさんあった。
通勤なのか、バイクがやたらと走っている。
途上国っぽさ全開で、見ていて飽きない。
ただ、前の車を追い越す時、対向車線に繰り返しはみ出すのが、怖すぎてゆっくり出来ない。
対向車もはみ出してくるので、前方が見える前の席に座ると、ヒヤヒヤが止まらない。
サービスエリアらしきところで、お菓子とサトウキビから搾り出したジュースを買った。
走っている道は高速道路ではないみたいだ。
たまたま乗り合わせた青年は、日本で働いていて里帰りしているところらしい。
ベトナムにとって日本は身近なんだろうと感じる。
タイビンの中心部近くで降りて、そこからタクシーに乗って30分ほど。
タクシーでは、ぼったくられたっぽいが、親切だったので良しとしよう。
やっと恋人の家に到着した。
凄いところまで来てしまった。
つづく

ギーギー鳴くのでちょっと恐いベトナムのカブトムシ(ピンボケ)
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